アニソンの話

好きなアニソンの話がしたい。

といっても数が多すぎてわたし自身よくわからないので思いついたものを。

(音楽にわかなので、間違いがあったら優しく教えてください。)

※早速ですが「ないない」に対するコメントがあまりにもメチャクチャだったので修正しました。

 

◉ 「カラーズぱわーにおまかせろ!」

2018年冬 三ツ星カラーズ OP

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わたしコード進行がいいと苦しくなって泣いちゃうことがあるんですけど、この曲は最初から苦しい。

最初の4小節でBb→ Eb→ D→ Bbが聞こえるのもいいし、次の4小節のC→ B→ Bbもいい。

2小節目のEbのところはsus4だった。sus4は、好き。

イントロ後の間奏まで来て初めてメインのⅠの和音が鳴って、やっと安心できる。

 

この曲ではⅥmの和音がたくさん使われているみたい。Ⅵmの和音は短調にとってはメインの和音。

だからこんな、ちょっと寂しい聞こえ方になるのかな。

 

◉ 「キミのラプソディー」

2020年冬 SHOW BY ROCK!!ましゅまいれっしゅ!! ED

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この曲も聞いてて苦しくなる。終わってしまいそうだけど、終わってほしくない、そういう苦しさ。

 

8小節に1回クリシェ進行が来る。クリシェ進行が来ると苦しくなるので、苦しくなる。

クリシェ進行は半音ずつ下がっていくやつ。

ここではⅥmの和音の1度が半音ずつ下がっていく。

Eから始まって、少しずつ盛り上がってG#まで上がってきたのを、クリシェ進行がリセットする。

特にBメロ3小節目から4小節目までのG#→ G→ G#→ G→ F#→ F→ Eがすごくいい。

3小節目のG#→ Gで一度ぐっと踏みとどまって、4小節目で一気にEまでなだれ込んでる。

 

この曲もメインのⅠの和音が全然出てこない。なんとサビの終わりだけ。

たくさん出てくるのはⅣの和音とⅥmの和音。

カラーズぱわーにおまかせろ!も、Ⅳの和音とⅥmの和音が多い曲だった。

Ⅳの和音とⅥmの和音がたくさん出てくると、切ない雰囲気になる。

わたし、そういう曲が好きなのかも。


◉ 「WE ARE THE ONE」

2021冬 アイドールズ! OP

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とにかく耳なじみがよくて、何も考えてなくてもすっと入ってくる曲。

Ⅰ→Ⅴ→Ⅵm→Ⅲmの進行で始まる。

いわゆるカノン進行。そりゃすっと入ってくるに決まってる。

 

Fメジャーの曲だけど、ちょくちょくフラットの音が入る。

基本的にかわいい曲だけど、たまにちょっとかっこいい箇所があるのはこれ。Aメロ→Bメロのところとか、わかりやすいかも。

たまにフラットの音が入るのは、EとAとD。(Bは常にフラット。)

BとEとAとDがフラットになるのはAbメジャー。Abメジャー=Fマイナーなので、Fメジャーと同主調

ちょくちょくフラットを入れても、結局はFの曲ってこと。

 

先に挙げた2曲と違って、メインのⅠの和音がたくさん出てくる。

安心して聞ける。

 

◉「夢みてさめても」

2021冬 アイドールズ! ED

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わたしはアイドールズのOPとEDは本当にいい曲だと思ってる。

本編見なくてもいいから曲だけでも聞いてほしい。

 

この曲はⅥm→Ⅴ→Ⅳ→Ⅴの進行で始まる。これもよくある進行。おはなしが終わったなって感じがする。

最初のメロディがE→ F#→ G#→ Bとなっていて、ヨナ抜きになっているのもいい。哀愁が漂う。

コード進行との合わせ技で、EDにぴったりの始まり方になっていると思う。

ここを聞くだけで涙が出そうになって、「今週もよかったな」ってなるし「来週も見よう」ってなる。

 

サビ終わりあたりには、Ⅵmの和音の1度が半音ずつ下がっていくクリシェ進行もある。さあ咲かせよう、のところ。

Ⅳの和音とⅥmの和音も、全体を通してたくさん出てくる。

全部盛りじゃん…こんなの…。

 

本当にわたしはアイドールズのOPとEDはいい曲だと思ってる。

本編見なくてもいいから曲だけでも聞いてほしい。本当に。

 

◉「セイシュンゼミナール」

2019春 ぼくたちは勉強ができない OP

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たくさんの楽器がそれぞれのペースで音を出しているのが楽しい曲。

 

最初なんか弦楽器のBbが3小節も鳴りっぱなしだけど、その裏のピアノは八分音符の刻みで鳴ってる。

Aメロも、ピアノやドラムなんかは八分を刻んでるけど、ベースや管楽器は二分音符でゆったり動いてる。

Bメロに来ると、さっきまでゆったりしていたベースが急に歩きはじめて四分を刻む。裏には全音符で動いてる楽器がいて、この楽器がまたクリシェ進行の役割を担っていたりする。

サビ直前でもう耐えられないぎりぎりまで盛り上がって、そこでふっと止める。

緊張したまま1小節も待たされて、やっとサビに入る。

メインのⅠの和音が鳴るので、やっと緊張が解ける。

 

聞いてるこちらは全く休む暇がない。ずっとドキドキさせられる。そんな曲。

ちなみに、この曲にもⅣの和音とⅥmの和音がたくさん出てくる。

 

◉ 「ないない」

2021春 シャドーハウス ED

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↑公開終わっちゃったみたい…

最初の密集した和音で曲に引き込まれる。

FとGとAbとBbが同時に鳴ってるみたい。そんなことある?でもきれい。窮屈な和音は好き。

 

Aメロは、アラビア音階になっていて異国感がすごい。(ナハワンド?本来のFマイナーに対して、EbがEになってるっぽい…。メロディが当たってるAb-C-Db-E-F-Gは特にアラビア感が強い。アラビア音階は根音が厳密に決まってるらしいので、ハーモニックマイナースケールと言ったほうが正しいかも…。)

Bメロからは、Eは本来のEbに戻る。和音でしか使われていなかったAbも、メロディに参加する。(ので、一気に異国感が抜けて普通の短調っぽくなる。)といっても、EbはここぞというときにはEになって曲を盛り上げてくれる。とにかく、サビに向かっていくスピードがすごい。

そういうわけで、サビに入ると泣きそうになる。(進行がいいので。)

サビを聞いた後にAメロを聞いてみると、ほんとに同じ曲だったのか分からなくなる。

 

パーカッションがあまり馴染みのない音なのも目を引く。(この場合は耳を引く?)

カップが割れる音とか、物と物がぶつかる音とか、クラップ音とか。

ボーカルの息遣いまでも、パーカッションとしての役割を担っている。

 

◉ 蛇足:アニメにおけるOPとEDの役割について

OPとEDは飛ばしちゃう人もいると思うけど、わたしは基本的には飛ばさない。

それは、アニメのOPとEDにはわたしにとって大事な役割があるから。

 

OPには、そのアニメに向けて精神を整える役割がある。と、思ってる。

セイシュンゼミナールを聞いたらやっぱりドキドキしちゃうし、そのまま本編を見るから、物語の中にある恋愛のドキドキに没入できる。

カラーズぱわーにおまかせろ!を聞いたら寂しい気持ちになっちゃうから、そういう気持ちで本編を見る。こうやって遊ぶことなくなっちゃたなとか、わたしって小さい頃は何をしてたんだっけ、とか。

もし三ツ星カラーズのOPがわちゃわちゃ系だったら、子供が遊んでるのを和やかな気持ちで見ることになってたかも。

 

EDには、今日のお話の締めと来週への引きの役割がある。と、思ってる。

キミのラプソディーを聞いたら、本編のことを色々思い出してしまうし、えー!終わってほしくない!となる。

ないないを聞いたら、心が落ち着かなくなって来週の話が待ちきれなくなる。

 

わたしはアニメに関してはその世界に没入したい派だから(なので、中の人つながりネタとかはちょっと地雷のときがある)、OPとEDがあるととても助かる。

 

◉ このような記事を書いてみた感想

全然わかんなくてめちゃくちゃ疲れた…。